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2011年2月27日日曜日

Get out of my Typecast

 『恋とニュースのつくり方』を観た。
ワーキングウーマンの共感を狙ったラブコメディーで、コピーは

 「憧れの恋と仕事を手に入れた、テレビプロデューサーのベッキー
しかし、視聴率をUPしなければ、
恋も番組も打ち切りに――!?」
(パンフレットより)

もう大体内容は分かった、というあなた、実際ストーリーは基本的にあなたの予想を超えるものではありません。

それでもやっぱり面白かった。これぞハリウッドムービーというものでしょう。

ダイアン・キートン、ジェフ・ゴールドブラムも脇役で出ていますが、何より偏屈オヤジのニュースキャスター役でハリソン・フォードが脇で出ているというのが凄いところ。1本20億円とも言われる彼が、このこじんまりした映画で(D.キートン、J.ゴールドブラムともども)幾ら貰っているのか、興味深いところではあります。

ハリソン・フォードと言えば、巻き込まれた事件をタフ・アンド・クレバーに解決する正義漢(『エアフォース・ワン』ではついに大統領に!)、という役どころが染み付いていて、最早(超大物なのであまりはっきりとは言われないが)タイプキャストの一典型と言っても過言ではなかった彼だが、ここでは頑固爺いの役を声色まで変えて熱演しています。金につられて出たくない朝の情報番組にいやいやレギュラー出演するくだりなど、セルフ・パロディーとも言えましょう。
80~90年代は彼の時代だったとも言えるわけだが、その男らしさ、誠実さ、ユーモアのセンスとともに、こういう軽やかさこそが、彼の魅力なのだろう。

ハリソン・フォードがこんな映画に出ているなんて、すごい事だな。そうか、彼との丁々発止のやりとりで笑いを誘う情報番組のホステス役も、D.キートンぐらいじゃないと釣り合いが取れないんだな。

この映画で主人公のイケメン彼氏役で出ているパトリック・ウィルソン、どっかで見た顔だなと思っていたら、『ウォッチメン』のナイトアウル役の彼だった。痩せたね!!

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