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2011年2月8日火曜日

aura

 月曜日から『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』など観に行ってしまった。
 一応ドキュメンタリーと銘打ちつつ、インタヴューシーンは若干芝居がかっているところもあるが、秋葉原の劇場公演のところは想像以上にやけに生々しい。音声もラインを通さず劇場内のスピーカー音をそのままマイクで拾っているし、なにしろメンバーが後ろを向いた時の背中の肉とか、年長メンバーの若干の顔のテカリ具合とか、ドアップの顔の(これまた若干の)肌の荒れ具合とか、気取ったアイドルのテレビドキュメンタリーとは全く異なっていた。これが逆にハマっていて、よりメンバーも輝いて見えた。そんなところが被写体としてのAKBの魅力なんだろう。
 まあインタビューシーンも映画館の大画面であるからして、やはりいかに最近の大画面TVと言えども、ここまで美しさにはっきりと差は出ない。小嶋陽菜は完璧に綺麗。こじはるは内面の方もいつも突っ込んで表現されていて、この映画で得した口。
 そんな中、やはり後半に登場する前田敦子のオーラが一際異彩を放ってました。発言も彼女だけ自信溢れる語り口で、やっぱりAKBはあっちゃんなんだな、と感じた。チーム単位で見ても、チームBが名曲と言われる「初日」を歌うシーンもいいが、やっぱり後半に出てくるチームAはオーラが違った。
 それにしても、前田あっちゃんは東京タワー付近、麻里子様(彼女も綺麗に映っていました)は隅田川河口付近でイメージショットやインタビューなど撮影していて、東京在住者には見慣れた風景。そんな中、柏木由紀ちゃんは桜島をバックに、「灰だ」とか言ってて、それはそれで可愛かった。

 ひとつ残念だったのは、小野恵令奈の脱退について全く言及がなかったこと。このドキュメンタリーの映像は2009年の年末から2010年一杯(板野智美がソロ曲「Dear J」を歌っているシーンあり)かけて撮られたので、恵令奈ちゃんの脱退はまさにその間に起こったのだが、彼女の映像は登場するものの、それ以上の説明はなかった。彼女の脱退を掘り下げれば、AKB48運営サイドにとっては余り好ましくないエピソードなのかも知れないが、映画としては深いものになったと思う。岩井俊二(製作総指揮)ぐらいでは無理なんだろうな。深作とか大島渚クラスじゃないと。
 

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