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2010年8月25日水曜日

円高く、誰が肥える秋?

 円高で大変なことになってますなー。俺の勤めてる会社もチョイやばいんでねーの?
 政府日銀が無策だとかどうだとかいう議論も喧しい。
 でも、それは難しいところだよねー。今の相場が実体経済を反映してるんだったら、それを変える方が問題とも言えるわけだし。ビックマック指数では今の相場でちょうどいいらしいよ。
 そもそも、今の相場が実体経済を反映していない、というためには、つまり、効率的市場仮説は、為替相場において「真説」でない、アノマリーはある、と言うためには、実地調査で証明しないといけないわけだ(可能なのかな?)。
 いや、証明しなくてもいいのかな。つまり、実体経済を反映してようがしてまいが、問題あれば介入してしまえ、という考え方もあり得るわけだ。特にわが国では、市場経済に対する不信感が強いからね。まあ、それもひとつの考え方でしょう。
 ただし、現在中国経済が好調なのは、鄧小平以来の開放経済が、起業家精神を始めとする市場経済的思考の導入結果であるという側面がある(というか、主な理由である)ことを忘れてはならないだろう。私に言わせれば、市場経済批判など、政治家とか大学教授とか、市場経済の恩恵をうけて暮らしていることに気づいていないだけの、お釈迦様の手の平の上の孫悟空のような恩知らずの戯言に過ぎない。

 それと、今の円高が問題であるか、というのも、一応論点になるね。実際輸入側は得なわけだし。ダイソーとかユニクロとか、完成品を輸入して国内で販売している企業は、ウハウハではないか。問題は、製造業が廃れると、国内のブルーカラーは職がなくなるってことだな。日産のマーチ現象が、全製造業に波及するだろう。それでもホワイトカラーの一部は、本来生き残れるはず、だけど、失業者への生活保護費支給等、社会保障費に多額の費用が必要になる。今の社会保障水準を切り下げるのは政治的に無理だろうから、結局一部の能力のある働き者に重税をかけて、みんながそれにたかる構図になり、能力ある人たちも馬鹿馬鹿しくて働かなくなるか、語学能力を生かして海外に逃げるか、ということになる。
 では円高を是正すべきなのか?

 ただ、最後の問題がある。ほんとに一国だけで円高を是正できるのか、ってことだ!!今回米・欧は協調してくれないよ~。

 うーん。やっぱ語学は勉強しとこっと!!

 

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