経営者たらんとするもの、やはり経営学やファイナンスの基本は押さえておいていただかないといけない。
企業は生き物、「机上の空論」で割り切れるものではない、と言う人もいるかもしれない。
しかし、それは、「気象学など学んでも天気予報は当たらない」というのと同じである。確かに当たらないかも知れないが、天気予報で、「私の経験では、下駄を放って表が出たら晴れで、裏が出たら雨です。」と言われても困る。「理論だけでは足りない」だけであって理論不要、というわけでは全然ない。
仮にも長年会社で経験を積んできた人の実践知を迷信と一緒にするな、というお叱りがあるかもしれないが、似たようなもんかもしれないよ。たとえば私が子供のころは、野球のピッチャーは肩を冷やしちゃいけないとか、運動している時は水分を補給してはいけないとか、体力つけるには兎跳びが一番とか、スポーツに関して、まあめちゃくちゃな非科学的言説がまかり通っていた。これらは現在みな科学的に否定されているわけだが、当時の大人は本気で信じていた。経験のみから導き出された「知識」なんて、ま、こんなものではないだろうか。
2010年9月4日土曜日
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