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2012年6月19日火曜日

King of the Real World

ロドニー・キング氏が亡くなったそうだ。享年47歳。 アメリカでは有名な彼も、日本での知名度はそれほど高くないのかもしれない。しかし、LA暴動のきっかけとなったあの警察官暴行事件の、殴られていた人、と言えば、30歳以上の人なら大抵は「ああ」と思い当たる節があるのではないか。90年代のラップファンは、この、アルバムを聞けば必ず一度は出てくる名前を、否が応でも覚えさせられたものだ。 彼はしょっちゅうドラッグや暴力沙汰で警察のお世話になるような人だったが、あの事件、というか、あのビデオテープが、彼の人生を変えた。有態に言えば狂わせた。彼はその後も警察の厄介になり続けたし、時にはドラッグもやったそうだ。そして、「俺をマーティン・ルーサー・キングを見るような目で見ないでくれ」と言いつつ、やはり自分の人生は黒人の地位向上のために捧げられるべきじゃないかとも悩みつつ、どっちつかずと言われても仕方のない人生を過ごし、先日亡くなった。 人生には、自分でどうにもできない転機というものが訪れることがある。Mr.Kingの話が他人事とは思えないのは、彼の一生が、そんな普遍性を体現しているからだと思う。 一応nytimesの記事のリンクを貼っておこう。 http://www.nytimes.com/2012/06/18/us/rodney-king-whose-beating-led-to-la-riots-dead-at-47.html?_r=1&ref=us

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