横綱審議委員会5月の夏場所を開催するよう協会に申し入れたらしい。
会見した鶴田委員長は、再開を要求した理由を「八百長は『していない』と言われれば、それ以上、調べようがない。エンドレスの問題に関わっていては前に進めない。不心得者が何人かいたかもしれないが、まじめに取り組んでいる大部分の力士を犠牲にしてはいけない。多くの国民が再開を待望しており、(再開しなければ)職場放棄になる」と説明。「(調査は)幕引きし、5月場所開催に向けて全力を挙げてほしい」
(毎日新聞 3月10日)
相撲が好きなんですね。多くの国民は大相撲の早期再開などどうでもいいと思いますが、相撲好きの爺さんの脳内では、違う「世界」が開けているのでしょう。
この人、
協会の大相撲新生委員会が再発防止策として掲げた、維持員が力士に敢闘精神があったか5段階評価する案に、「発想がくだらん。素人に分かるのか」と異議を唱えた。
(同上)
りもしたんだそうです。(「維持員」が何か知りたい人は
ここ を見てください。)
爺さん、自分はただの新聞社の元社長(日経)の分際で横綱の昇進を審議しといて、「素人に分かるのか」とはどの口が言うのか??
自分だけは特別だと思ってるんでしょうね。自分を相対化して見ることが完全にできなくなってしまっている。こういう、脳が緩んでしまった人(高齢化社会で、身体だけはやたら元気)を早く日本のあらゆる組織の意思決定から排除していかないと、この国もおしまいだな。
そもそも、大相撲で八百長が常態化したのは、こういうわけの分からない、声だけはでかい取り巻きがよってたかって口出しするもんで、各方面の利害を整理するため、シナリオなしでことが運べなくなった、ということなのではないか?