Powered By Blogger

2011年7月27日水曜日

沈黙は蝶

 映画『パピヨン』を観た。
 不思議な雰囲気を持つ映画。逃亡したパピヨンが南米のどこか(コロンビア?ベネズエラ?)の海辺で出会う原住民たちとのシークエンスでは、言葉が一切話されない。
 それは、一見パラダイスのように見せながら、その実、脱走囚人が罰として入れられる、一切の言葉の禁じられた独房とパラレルなのだ。

2011年7月19日火曜日

Is this the world we created?

 電車のシートにコンビニか何かで売ってるカレーライスを乗せて食ってる小学生を叱りつけたら、途中の駅で降りて、ドアが閉まってから俺の写真を撮りやがった。嫌なガキだなー。大人の一人として、こういうガキが生まれたことに俺にも責任の一旦があるのだろうか。

2011年7月12日火曜日

リアル?

 映画『テンペスト』を観た。
これ、私には皆目理解できません。

1つ言えることは、シェークスピアの戯曲のセリフを映画でそのまま読み上げると、全く感情移入できないし、感情の変化も全く説得力を持たない、ということ。まあ、作った方も感情移入して欲しいわけじゃないんだろうけどさ、多分。

数週間前に見たスピルバーグの『激突!』が、主人公(というか、ほぼ唯一の登場人物ですが)の感情の動きをいかに見せるか、という映画だったのと対照的だった。

と言いつつ、何かが気になってシェークスピアの原作を買ってみたりする私なのであった。

ところで、英語の教材でこの映画を観た二人の男女が英語でトークする、というのがありまして、その中で、両性具有的に描かれるエアリアルという妖精の胸が、シーンによってちょっと膨らんでる(両性具有ならおっぱいでしょ、というのは安易な気もする)のを男性が指摘すると、女性の方は「気づかなかった」って言っていました。これが男女の目線の差というものでしょうか。